旬の野菜でひとつきひとくぎり

今月は「白カブ」

<旬の野菜で、ひとつき、ひとくぎり>
- 慌ただしい日々の中で-
季節の移り変わりを感じるのは、気温の変化や外の景色の変化など、様々な光景で季節を感じています。
食べることから季節を感じることも多いです。
食卓で季節を感じる食材を目にしたときには、「旬だなぁ」と改めて感じることがあります。

しかし、慌ただしく過ごしていると、いつの間にか季節を通り過ぎることもあります。
そんなとき、この記事を通して、少し立ち止まってもらえるきっかけになれば嬉しいです。

今では年中食べられる食材が多くなりましたが、やはり”旬”はあります。
毎月、”旬”の野菜を紹介していきます。
食卓に「あともう一品あるといいな」と思うときに、小鉢に”旬”のお料理を取り入れてみてはいかがでしょうか。

そして、本サイトトップのイラストを描いていただいているイノウエエリコさんによるカレンダーが本サイトからダウンロードできます。
毎月のひと月の区切りとして、お好みのサイズで印刷して、ご利用ください。

かぶ(turnip)

今月は「かぶ(蕪)」です。
お漬物やサラダ、煮物など様々な調理方法にじつは対応できる蕪。
普段はあまり手にとってみる機会は少ないかもしれませんが、せっかくなので旬のものを美味しくいただきましょう。

今月の小鉢は「かぶのそぼろ煮」

・材料1
かぶ  大1/2(小であれば3個ほど)
厚揚げ 1袋
鶏のひき肉(お好みで豚でも牛でもオススメです)   150g
酒 大さじ2

水  1と1/2カップ
みりん  大さじ2
しょうゆ  大さじ3
砂糖  大さじ1/3
塩  小さじ1/2
片栗粉  大さじ1(対応する水の量でとく)

・つくり方
1. かぶを洗い、一口大の大きさに切る。葉の部分は少し利用すので3cm程度に切る。厚揚げも一口大に切る
2. 鍋に鶏のひき肉と酒を入れて火にかけて、よく混ぜながら火を通し、そぼろ状にする
3. 2に水とかぶ、厚揚げを入れてひと煮立ち、アクが出たら取り除きます
4.3にみりん、しょうゆ、砂糖、塩をくわえてカブがやわらかくなるまで弱火で煮ます
5. かぶに火が通り味が少ししみてきたら火を一旦とめて水で溶いた片栗粉をいれます
6. 改めて火をつけて、ひと煮立ちしたら完成です

カブの甘いけれど少し苦味のある味を美味しくいただけます。
そぼろや厚揚げも入れることでボリューム出て、いつもと違う一品になります。

今月のカレンダー

イノウエエリコさんによる「かぶ」が描かれたカレンダーです。
今月も素敵すぎる大好きなイノウエエリコさんのイラスト。
白に鮮やかな緑がとても明るいイメージ、桃色の背景がかぶの味の優しさや春の気配を感じさせてくれますね。

<イノウエエリコさんからのメッセージ>
生で食べるカブも、煮込んでくたくたになったかぶも大好きです!美味しいですよね…!
今回、1月分のカレンダーということで、新年なので明るい絵にしてみました。
絵を見てくださった方にとって良い一年になりますように!

‣DOWN LOAD
印刷を出力するときに、指定のサイズを選んで紙をセットしてご使用ください。

<イノウエエリコさんのお野菜文房具”ベジナリ−”販売開始>
びとくらしで毎月旬の野菜ご描いていただいているイラストが、文房具として販売されることとなりました。
vegetableとsationeryの造語で「vegenery」です。
マスキングテープやレターセットなど気になる商品がLOFTや東急ハンズで出会えます。


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