今月は「桃」

旬の果物でひとつきひとくぎり

季節がかわるごとに、いろいろな食材を目にします。
特に「旬」の食材をいただくことは、その美味しさはもちろん、自然に共調し心身ともに健やかにしてくれます。
しかしながら、毎日を慌ただしく過ごしていると、いつの間にか時間が目の前を通り過ぎ季節が変わっていくことがあまあります。
そんな忙しい毎日を過ごしている皆さんに、ぜひ季節の味を知り、味わっていただきたいと、こちらの記事では「旬の果物」をイノウエリリコさんのイラストともにご紹介しています。
気軽にお役立ていただける旬の果物を使った簡単なお料理のレシピもついています。

本記事トップにあるイラストは、月間カレンダーとして本サイトからダウンロードしていただけます。ひと月の区切りとして、お好みのサイズで印刷して、ご利用ください。

桃(Momo/Peach)

今月、7月の旬の果物は「桃」。

桃の花というと春の季語になりますが、食す実の部分は7月から8月が旬となり、秋の季語になります。原産地は中国北部ですが、紀元前にはシルクロードを通ってヨーロッパに伝わり、ペルシャのりんごpersicum malumとラテン語で呼ばれたことが、現在の英語での呼称「PEACH」の語源になるのだそうです。
日本では長野や山梨の降雨が比較的少ない盆地エリアで多く栽培されています。
現在では品種改良も進み、水分に富みあまいものが多くなりましたが、日本での歴史は長く弥生時代から。日本人に長く親しまれている果物の一つです。

今月の小鉢は「鶏肉の桃のソースて照り焼き」

桃たテーマというわけで、さっぱりサラダにしようと考えたのですが、やはりこの季節は
スタミナ重視ということで、お肉に使ってみました。
ご飯もすすみますよ!

・材料
鶏肉 200g (今回はむね肉を使用)
桃 1個

醤油 大さじ1
油  大さじ1
お酒 大さじ1

お好みで
塩麹で鶏肉を下ごしらえ。(鶏肉がとても柔らかくなります)

・つくり方
1. 鶏肉を大きめの一口サイズに切り、ビニール袋に鶏肉と塩麹を入れてもんで馴染ませます。(30分程度)
2. 桃は皮を向いて、5mmぐらいのスライスで一口サイズぐらいにします。
3. 鶏肉を塩麹から出して軽く水で塩麹を洗い流し、水分を拭き取って、フライパンに油をひいてで焼いていきます
4. 中に火が通ってきたら、桃とあわせて3分程度一緒に炒めて馴染ませます。
5. 4.に醤油とお酒を入れて、味が全体にまわってきたら完成です

桃と鶏肉!?という感じがするかもしれませんが。
甘みと程よいフレッシュ感がとても美味しいです。鶏肉の美味しさを引き出してくれている感じがしますよ。
ぜひ、いつもとひと工夫の一品でご飯のお供にぜひ。

今月のカレンダー

こんなにいっぱいの桃をめにすることはなかなか無い機会ですよね。
薄く生え揃った産毛があるので、皮をむかずにガブっといくのがなかなか難しいのでたくさん食べることは難しいのですが…。
フレッシュ感があふれるイラスト、7月のカレンダー、ぜひご利用ください。

<イノウエエリコさんからのメッセージ>

桃は本当に大好きな果物です。
たくさん食べたい・・・という思いから、今回は桃の大行進のイメージにしてみました。
これだけ食べられたら幸せですね^

‣DOWN LOAD

印刷を出力するときに、指定のサイズを選んで紙をセットしてご使用ください。

当サイトの画像やイラスト、文書等の無断転載・無断使用はお断りいたします。ご使用をご希望される場合はお問い合わせください。

カテゴリー内の最近更新された記事

  • vol.9 高齢期の「整理収納」に関する意識調査

    人生の最期に向けた準備や意識

    身の回りのモノの整理や遺産相続についてなど、生前に自分がしておきたいことを考える時間はとれていますか。アンケート調査から「終活」の準備への意識を読み解きます。

  • vol.8 遺品整理業者に聞く「生前整理」の準備

    遺品整理の実情とは

    高齢者が行う「生前整理」と遺族が行う「遺品整理」。終活は、高齢者本人だけでなく、家族みんなで取り組むテーマです。

  • vol.7 高齢者住み替えアドバイザーが語る高齢期の整理

    高齢者の「住み替え」のタイミング

    高齢者の「住み替え」はどのようなタイミングが良いのでしょうか。また「住み替え」に伴うモノの移動や処分はどのように行われるのでしょうか。高齢者住み替えアドバイザーから学びます。

  • vol.6 「モノ」への意識に関する調査

    家の中のモノの量とモノを捨てること

    家の中のモノの量やモノを捨てるということに関して、アンケートをもとに性別や年齢別に比較しています。家の中でどのようなモノが多く存在し、どのようなモノが捨てられないのでしょうか。

  • vol.5 暮らしのなかのモノの変化

    「生活財生態学」とは?モノを生態学的にとらえる

    戦争や産業の発展などの社会情勢の変化は、家庭内のモノにも大きな影響をもたらしていました。日本の家庭に保有される生活財を調査した「生活財生態学」の研究から、モノの変遷を読み解きます。

  • vol.4 「整理」に関する書籍の変遷

    書籍から読み解く「整理収納」への関心

    今では広く使われるようになった「断捨離」や「終活」といった言葉は、いつ誕生したのでしょうか。「整理」に関する出版書籍から、時代とともに変化する言葉やターゲット層について読み解きます。

  • vol.3 高齢社会の実態-家族構成と一人暮らし-

    高齢社会の実態をデータから読み解く

    日本の高齢社会の実態を理解したうえで、高齢者の「整理収納」における課題を考えます。

  • vol.2 既往研究から探る -高齢者と住み替え-

    「高齢者」「住み替え」「モノの整理」に関する先行研究のまとめ

    高齢者の住み替えやモノの整理に関して、これまでの研究ではどのようなことに着目し、どのような結論を見出しているのでしょうか。過去の研究内容を分かりやすくまとめました。

  • vol.1 高齢社会における「整理収納」

    高齢期に向けた整理収納の課題とQOL向上のヒント

    暮らしにあふれるモノは、人生の節目ごとに見直しが必要です。高齢期には生前整理や遺品整理と向き合う場面も増えますが、自分らしく整えることが、安心と心地よい暮らしにつながります。

  • bitokurashiリニューアルのお知らせ

    みなさま、はじめまして。あるいはお久しぶりです。「bitokurashi.com」をご覧いただき、ありがとうございます。 2017年7月にスタートした「びとくらし」は、2025年9月に内容やコンセプトをリニューアルをさせ […]

  • 今月の旬を味わう「みかん」

    季節がかわるごとに、いろいろな食材を目にします。 「旬」の食材をいただくことは、その美味しさはもちろん、自然に共調し心身ともに健やかにしてくれます。 しかしながら、毎日を慌ただしく過ごしていると、いつの間にか時間が目の前 […]

  • イタリア時間「年の終わりは忙しなく」

    イタリア生活で見つける「びとくらし」 イタリアでの日常生活の中にある、すこしだけ幸せに感じたり、すこしだけリラックスできたりするような「びとくらし」的な出来事を、マルケ州アンコーナ住まいのライターが紹介します。 イタリア […]