過ごす時を大切に

カメラマン嵐 祥子

びとくらしのトップページの写真をいつも提供していただいているカメラマンの嵐祥子さんに、
写真についてお話しを伺いました。

私は彼女の写真を通じて、彼女の優しい心遣いが伝わってくる写真にいつも魅了されています。

普段何気なく流れている日常を写真という形で切り取ることで、特別なひとときになることもあります。
そんな「ひととき」をたいせつに暮らせると良いですね。

写真を撮るにあたって、大切にしていること

「写真を撮るにあたって、大切にしていること」を伺いました。

「仕事では人を撮ることが多いので、その場の空気を大切にしています。
被写体とコミュニケーションをとることは楽しいですし、その楽しい雰囲気が、写真に現れたら良いなと思っています。

また撮影者である自分のために、写真の分野以外の話、絵や本を見る、親しい人と過ごす時間に目を向けることも、大切だと感じています。」

今回の写真のシチュエーション

今回も素敵な写真をご提供していただきました、そのときの想いを教えてください。

「フランス東部にある郊外の都市、ベルフォールで撮った一枚です。

バスを下車してすぐ、鉄道の駅へ向かう移動の間に、顔をあげたら広がっていた景色です。
写真を撮ったと同時に、鉄道に間に合う時間に帰路につけたことに、ホッとしたのを覚えています。

この時、私はとても疲れていました。
フランス人の話す(期待どおりの?)英語の聞き取りにくさ、iPhone紛失未遂やクレジットカードが使えないなど、旅行者として苦戦しながら、半日を過ごしたところだったのです。

あまりに疲れ、パートナーと話す口は重く、楽しみにしているはずの知らない土地の景色を、流すように見てしまいそうになっていました。

たくさんの写真のうちの一枚。

でも一枚でも、その日とても良い天気で、それぞれの色が美しく見えたことや、キオスクのパニーニが驚くほど美味しくて感激したりした、そのとき感じていた気持ちが、目の前にたくさん思い出されます。

こうして時々、写真を見返して、また日々を頑張れたら良いなと、思っています。」

携帯に溜まった写真を見返したとき、心がすーっと穏やかな気持ちになったり、楽しかったことを思い出して嬉しい気持ちになることあります。何気ない日常を大切にしたいです。


Shoko Arashi 嵐祥子

2009年、デジタル一眼レフの面白さを知り「写真を撮ること」に興味を持ち、写真表現大学で作品制作を学ぶ。 その後、ウェディングフォトに従事、2012年からフリーランスカメラマンとして活動中。2015年から一児の母です。

https://arashishoko.localinfo.jp

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