「必要に応じてモノを上手に活用する」

美徳と暮らしでbitokurashi

bitokurashiの主宰者小林朗子さんは整理収納コンサルタント。
単に住まいの整理を助けるという役割で終わるのではなく、整理するターゲットを住まい、ひと、街とへと広げ全体を俯瞰し、ひとの暮らしについて深く研究されています。
このコーナーでは小林さんが考える整理収納とは、彼女が提案したいbitokurashi (美徳と暮らし、人と暮らし)とは何かをライターによる書き起こし形式でご紹介します。
みなさんが、このbitokurashiの思いを感じてくださりますように。

※当サイトの主宰に対してインタビューを行い記事にしています。よって、敬称を使用しています。

自分へのご褒美がやってきた

2021年を迎えた1月のあたまに、自分自身へのお年玉として家電製品を一つ購入しました。
欲しいなと考えていた家電をどのように出費を抑えて購入できるかな?と年末年始にようやく考える時間ができました。この時代、飛行機のマイルさながら、買い物をすることによってポイントやキャッシュバックを受け取ることができる機会がよくありますが、一瞬の値段のお得さなどによって購入先を決めるのではなくて、ポイントを賢く貯めることもとても大切なことですよね。
ポイント獲得と言うとピンと来ませんが、大切なお金を貯めていることと変わりないのですから。
ぜひ、買い物する先もご自身の中で整理して、賢くお買い物されることをお勧めします。

お買い物を決めたお店ですることで、要領よく貯まったポイントを使って私がこの度入手したものは掃除機です。
お正月にたまたま見たテレビ番組で、「家電芸人」と呼ばれる家電に詳しい芸人さんたちが最新型の掃除機を紹介されていました。家で使っていたコードレスタイプの掃除機が壊れていてこともあり、じっくり見入ることに…。一度目は一人で見て、二度目は家族と一緒に見て意見を交わし、インターネットで調べてその使い勝手などを比較をし、一台を手に入れることに決めたのです。
ご存じの方も多い某ドイツ製メーカーのもので、性能の高さはもちろんお値段の高さもなかなかなものでしたが、いままで貯めていたポイントを上手に利用して、納得の金額でお買い物ができました。ポイントを「おまけ」としてみなさず、貯金の一種と思っておくと、家計のスリム化にも役立つこと間違いなしです。

便利につかえる物は賢く利用する大切さ

掃除機と言っても色々なタイプがありますが、私が選んだのはコードレスタイプのもので、吸引力が高いの静音設計でにコンパクト、そしてなんと言ってもその軽さがが魅力です。
家の掃除をする際に、床の掃除仕上げは雑巾で拭き上げるので住まい全体を綺麗にすることができる大型の掃除機は必要がなく、自分が常に綺麗に保っておきたい場所であるキッチンと洗面所の清掃が簡単にできるタイプを探していて、まさにその思いを叶えることができる掃除機だったのです。
以前のコラム「大掃除は心を込めて」でも紹介したように、キッチンと洗面所は出かける前に簡単な掃除をするように心がけていますが、この掃除機が来てからというものは、ホコリや髪の毛が簡単に除去できるようになり、朝の忙しい時間をより有効に使えるようになりました。そして家電製品の進化にはめざましいものがあり、とにかく想像していた以上に軽く、簡単に手にとってスイっと使えることにいたく感動しました。
今までの様に掃除機を使わずに綺麗さを保つこともできるので、わざわざ購入するということになると無駄な買い物ではないかと二度足を踏んでしまいそうになります。実際に私も悩みました。ですが、自分が必要としている場所やコトに対して、十二分にその効果を発揮してくれるモノであるならば、それは無駄遣いではなく自分の時間や満足への投資として考えて良く、お金をかけて「楽」さを手に入れることは決して間違ったことではないということを実感しました。
そしてこの新しい掃除機を得たことによって、それまで使っていたワイパー式の床掃除用具はお役御免となりますので、無駄に悩まず手放すことができます。

整理収納のコツやお掃除の仕方など、色々と悩まれるとは思いますが、コレと決まった正解はなく、私自身も工夫をしてみたり新しい発見を得ることによって、自分の意識をアップデートしています。
住まいを美しく保つために、新しい掃除用具を手に入れることも一つの解決法です。
ぜひその目的を考えて、それに見合ったものを手に入れるようにしてみてください。
たとえ金額的な投資があったとしても、ご自身や家族の時間や健康への投資になるのならば、とっても賢いお買い物です。
そして新しい物が増えた際には、前にあったものをどうするか、もしっかりと考えてモノが有り余る状態にならないよういご注意くださいね。

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朗子さんと時期同じくして我が家でも掃除機を購入しました。住まいの床は90cm角のタイル敷きで目地も少なく、またカーペットも利用していないので掃除機の吸引力もそれほど必要がないと判断し、それに見合ったものを見つけて購入できたのですが、実は私の夫は長い間、某ドイツ製の超高級タイプの掃除機を購入することを提案していました。宝の持ち腐れになることが目に見えていたので、自分の意志を突き通せたことに満足しています。
3月1日公開予定の次回では、整理収納コンサルタントならではのお話しをご紹介します。
お楽しみに。
みなさんも小林さんに質問したいことがありましたら、ぜひメールやインスタグラムでのDM、メッセンジャーなどでお送りください。

聞き手と書き手:Atsuko Niwa

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Akiko Kobayashi 小林 朗子

不動産関係の企業数社にて広告・広報業務を担当、在職中に整理収納アドバイザー1級資格を取得。 その後、武庫川女子大学大学院修士課程にて生活環境学を研究し、現在は整理収納コンサルタントとして、一般家庭や事務所の整理収納業を担う。その傍ら、使い手の無くなった着物や帯を新しい形へとアップサイクルする”Ofukuwake”や、各種セミナーや書籍監修などで活動。coordinationの代表、株式会社喫茶部代表。

https://www.coordination.work

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