たいせつなものは身近なものへ

着物リメイク

モノが多いなぁと感じますか。

たくさんモノがあふれている時代ですね。

年齢のせいか、懐かしいモノが流行する光景も頻繁に目にするようになりました。
ただ、そのまま終りを迎えてしまうモノもあります。

「いえととのえ(整理収納)」のお仕事をさせていただく中でも、手放すことに困るモノが「着物」です。
大切にされてきた「着物」は、受け継いだり、手作りしてきたものだからこそ、思い入れが強いこともあります。

着物は繰り返し、繰り返し

「着物」は反物という、着物を仕立てる布地でつくられています。
反物はおよそ幅36cmあり、その布地から着物を仕立てます。
サイズ調整は自分で行うこともできる、とても融通のきく衣類です。

いまでいう「リメイク」の原点のようにも思えます。
しかし、少し前までは、元の材料で何度もつくりかえたり、修理をしたり、形を変えたり、モノを変えたり、最後の最後まで使い切っていたものですね。

今は何か不都合があると、「買い換える」が主流となり、「使えるけど、使えない」そんなモノが家には増える一方で、モノが多い暮らしとなりました。

着物の話に戻りますが、着物を着る機会は催しのときぐらいでしょうか。
あえて着物を着て出かけるイベントも近頃は見られますが、日常ではなくなりました。

着物が処分される際には、ほとんど値段がつかないため、良いものも含めて価値がわからないまま安く売られたり、行き場を失い処分されています。

大切な着物はどうされますか?

着物をそのまま譲り受けても、今では着物を入れておく箪笥を持っている家も減っていますね。
収納場所に困るからといって、断るわけにもいかないですから、気持ちとしても大切に受け継ぎたいと思います。

モノはなんらかの役割があってこそ生きるものです。
せっかくなので、使えるモノとして手元に残しておくことも必要です。

着物を着る機会が増えれば良いのですが、少し難しいですね。
モノは大切にしたい、そしてモノは使ってもらってこそ、生きがいがあります。

そこで、
着物を「おふくわけ」として、生まれ変わらせることをはじめました。

掲載している写真は風呂敷です。
贈り物を包んだり、エコバックにしたり、インテリアとして壁を彩っても良いでしょう。
新たなモノの生きかたをつくりだします。

ご相談うけたまわります。


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