春らしいやわらかい陽射しが、少しずつジリリと焼け付くようなアツさを持つようになりました。
季節の移り変わりは、気温の変化や外の色の変化など、様々な光景で季節を感じています。
そして、食べることから季節を感じることも多いです。
食卓で季節を感じる食材を目にしたときには、「旬だなぁ」と改めて感じることがあります。
でも、慌ただしく過ごしていると、いつの間にか季節を通り過ぎることもあります。
この記事では「旬の野菜」をイノウエリリコさんのイラストと、今晩の夕食にでもすぐに役立てていただけるような簡単な小鉢レシピをご紹介しています。
本記事トップにあるイノウエリリコさんが描いたイラストは、月間カレンダーとして本サイトからダウンロードしていただけます。
ひと月の区切りとして、お好みのサイズで印刷して、ご利用ください。
ゴーヤ(Goya, Bitter Melon)
今月は「ゴーヤ」です。
私が子供の頃は食卓に上がることはほぼなかったゴーヤ。
南国の野菜として沖縄料理店で戴くことが殆どでしたが、今では夏のお野菜として定番になりました。
苦味の裏に隠れた栄養価の高さは日本の暑い夏を乗り切るにはもってこいの優れた食品です。
また「日よけ・グリーンカーテン」として自宅でも気軽に栽培されていますよね。
暮らしに便利で、健康にも良いという、パワフル野菜です。
それにしても英語での通名が”Bitter Melon”とは初めて知りました。あの独特の苦味に「メロン」と甘い雰囲気がなんともちぐはぐな気がしてしまいます。
今月の小鉢は「ゴーヤのおかか和え」
・材料
ゴーヤ 1本(量は調整してください)
かつおぶし 1パック(個包装のもの)
醤油 小さじ2程度(お好みで)
塩 少々
・つくり方
1.ゴーヤは2つに半分に切って、中のワタをとり、薄くスライスします
2.1のゴーヤを少し塩もみそ、沸騰したお湯で30秒程度湯がきます、ゆがけたらお湯をきります
3.2の水気をよくきったら鰹節と醤油で和えて完成です
シンプルですが、とてもゴーヤを楽しめます。
もちろん、苦いです。少し気温が上がっていたらこの苦味が良いですね。
今月のカレンダー
イノウエエリコさんによる「ゴーヤ」が描かれたカレンダーです。
緑のカーテンを実際に施されたというだけあって、なかなかリアルなゴーヤ達です。軒先で売られれているきれいな緑色の姿をしたゴーヤしか見たことがありませんでしたので、こんな色になるのかと驚かされますね。
<イノウエエリコさんからのメッセージ>
今回テーマとなっているゴーヤですが、数年前緑のカーテンを作るために育てたことがあります!
実がなったときはとっても嬉しかったです。
でも、大きくなるように収穫しないで放置しておくと、熟してあっという間にオレンジ色になったりしますよね。朝起きてビックリした記憶があります。
そんなことを思い出しながら楽しく描きました!
‣DOWN LOAD
印刷を出力するときに、指定のサイズを選んで紙をセットしてご使用ください。