季節が変わるように、食の中にも「旬の食材」があります。
しかしながら、毎日を慌ただしく過ごしていると、いつの間にか季節を通り過ぎることもあります。
この記事では「旬の果物」をイノウエリリコさんのイラストと、明日の夕食にでも役立てていただけるような果物を使った簡単なお料理のレシピをご紹介しています。
本記事トップにあるイラストは、月間カレンダーとして本サイトからダウンロードしていただけます。ひと月の区切りとして、お好みのサイズで印刷して、ご利用ください。
夏みかん(Natsumikan/Citrus natsudaidai)
今月は旬の果物「夏みかん」の登場です。
ナツダイダイ(夏橙・代々)とも呼ばれる夏みかんは日本生まれの果物です。
名前に夏とあるもののその旬は4月から6月で、古くは江戸時代に海から流れ着いたみかんの種を栽培したことからその歴史が始まったと言われています。
夏みかんの魅力はなんと言っても酸っぱさ。
普通のみかんと同様、秋には黄色く色づきだすのですが、そのタイミングでは酸が強すぎて食べることは出来ず、冬まで待ってから収穫し、貯蔵して酸味が抜けるのを待つか、もしくはそのまま春先まで木につけたままで熟成させるため、みかんと違って旬の時期が春先にまでずれ込むとのこと。
そして、現在では夏みかんよりも、いわゆる甘夏みかんの方が多く食されているようです。
今月の小鉢は「いんげんの夏みかんのマリネ」
さっぱりとした夏みかんの味わいにいんげんの甘みがうまくからみあうひとしな。
色合いもさわやかです。
・材料
夏みかん 1/2個
いんげん 1袋
お酢 大さじ2
オリーブオイル 大さじ2
はちみつ 小さじ1
塩 少々
・つくり方
1. 夏みかんは身の部分を厚さ1cmぐらいのサイズなどお好みのサイズにカット
2. お酢、オリーブオイル、はちみつと1.をまぜます
3. お湯をわかして、いんげんのヘタを両端切り落とし、いんげんを1分程度茹でます
4. いんげんを半分に切り、2.と和えて少し浸透させて完成です。
今月のカレンダー
ごろんごろんと大きな夏みかん。その皮の厚みも特徴的ですよね。
外の皮を剥いてから、また房の皮も剥かないといけないので、なかなか大層な果物です。
それにしてもジューシーさがにじみ出ていますよね。
<イノウエエリコさんからのメッセージ>
甘くてちょっと酸っぱい夏みかんは大好きな果物です。
夏みかんはの旬は「夏」という文字が入っているので暑くなってからなのかな?と思っていたら、収穫は4月中旬~6月らしいです。確かにいつも春ごろに食べるなと思いました。
今年の春もたくさん食べたいと思います^^
印刷を出力するときに、指定のサイズを選んで紙をセットしてご使用ください。