旬の野菜でひとつきひとくぎり

今月は「からし菜」

<旬の野菜で、ひとつき、ひとくぎり>

季節の移り変わりを感じるのは、気温の変化や外の景色の変化など、様々な光景で季節を感じています。
食べることから季節を感じることも多いです。
食卓で季節を感じる食材を目にしたときには、「旬だなぁ」と改めて感じることがあります。

しかし、慌ただしく過ごしていると、いつの間にか季節を通り過ぎることもあります。
この記事では「旬の野菜」をイノウエリリコさんのイラストと、今晩の夕食にもすぐに役立てていただけるような簡単な小鉢レシピでご紹介しています。

本記事トップにあるイノウエリリコさんが描いたイラストは、月間カレンダーとして本サイトからダウンロードしていただけます。
毎月のひと月の区切りとして、お好みのサイズで印刷して、ご利用ください。

からし菜(Karashina, Leaf mustard)

今月は「からし菜」です。
アブラナの一種で白菜や青梗菜の仲間のからし菜。
その種からは和がらしが作られ、独特の辛味があり、茎や葉の部分は油炒めやお漬物などに使われます。
高菜やザーサイ、沖縄の島菜(シマナー)などは、からし菜の葉から作られています。
あの”ピリ”っと感は野菜そのものから来るものでもあったのですね。
青々とした葉野菜の苦味と辛味、ちょっとしたアテにするのにピッタリな野菜です。

今月の小鉢は「からし菜のおひたし」

・材料
からし菜 2把
かつおぶし お好み
塩 ひとつまみ
だし 小さじ2
醤油 大さじ1

・つくり方
1.お鍋に水をたっぷり入れて沸かします、沸騰したらお塩をひとつまみ入れ、からし菜の茎の部分からお湯にひたるように上の葉を持って入れていきます
2.お鍋にからし菜の全体が入り30秒程度で引き上げ、水にさらします。
3.水から引き上げ、水気をよくきり、5m程度に切ります
4.からし菜にだし、醤油、かつをぶしを絡めて完成

からし菜という名前から、少し辛みが強いかというと、そこまでではありません。
あっさりとして、少し歯ごたえのある葉はシンプルな味付けと歯ごたえを感じれる料理が一番美味しいですね。
噛むほどに上品な辛さを感じます。

*だし
だしは、昆布とかつおぶしを約10時間水出ししたものを料理で利用しています。

今月のカレンダー

イノウエエリコさんによる「からし菜」が描かれたカレンダーです。
一枚一枚の葉っぱが生き生きしています。そして、バックはマスタード色。
まさに「からし菜」のためのイラストと言えますね。

<イノウエエリコさんからのメッセージ>

カラシナの葉っぱの形が面白くて、今回は一枚一枚バラしたイラストを描いてみました。お店で食べたことはあるものの、自分では調理したことがなかったので今回のレシピを見てチャレンジしたいと思います。

‣DOWN LOAD 
印刷を出力するときに、指定のサイズを選んで紙をセットしてご使用ください。

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