bitokurashiの主宰者小林朗子さんは整理収納コンサルタント。
単に住まいの整理を助けるという役割で終わるのではなく、整理するターゲットを住まい、ひと、街とへと広げ全体を俯瞰し、ひとの暮らしについて深く研究されています。
このコーナーでは小林さんが考える整理収納とは、彼女が提案したいbitokurashi (美徳と暮らし、人と暮らし)とは何かをライターによる書き起こし形式でご紹介します。
みなさんが、このbitokurashiの思いを感じてくださりますように。
※当サイトの主宰に対してインタビューを行い記事にしています。よって、敬称を使用しています。
芽吹きの季節におもうこと
新しい期の始まり、4月になりました。
入学を迎えた方、新社会人の方、みなさんの新しい門出に幸多くあらんことを祈ります。
心からおめでとうございます。
私もフリーランスで仕事を初め、5度目の確定申告を終えて新しい気持ちでいっぱいです。
無事に一年を締めくくれてほっとし、またこの新しい季節からスタートできることの嬉しさをかみしめています。当びとくらしサイトの運営、整理収納コンサルタントとしての活動や、「喫茶部」や「おふくわけ」など様々なことに携わり、日々前に進むことだけを考えて活動していきたいと思います。
新しいステージに立たれる方は、緊張で胸が張り裂けそうになられていると思いますが、とにかくひとつ深呼吸。気づき、出会い、不安、今まで経験したことのない出来事が沢山起こるでしょうが、心の準備をして対処すれば乗り越えられることが大半です。
多くのことに挑んでいる私なのですが、自分でもなぜこんな状態になっているのか、と不思議に思うことが多々あります。
東京で長く勤め、勤めながら整理収納アドバイザーの資格を取得し、関西に戻り、勤めながら大学院で学び、コンサルタントして活動をし始めてからすぐに「おふくわけ」をスタートさせることになりました。
恵みある出会いが私の今いる状態に導いてくれたのだと思うのですが、周りの方からは「お金儲けするつもり無いよね」とよく言われたりします。
その様に見せているつもりは無いのですが、自然にその雰囲気が出てしまっているのでしょうか。(良い点でも有り、悪い点でも有りますね)
私の仕事に対する思いは、とにかくお客様の幸せや満足をひきだすお手伝いをしたいということと、一緒に働く同士の方々と共に目指す目的に近づいていけること、で、お金を儲けることに対しての注意は後まわし気味になっているというのが本当のところです。
決してきれいごとを言うつもりは無いのですが、世の中、ミリオネアやビジネス勝者の存在が取りだたされる時代ですが、お金儲けだけの為に仕事をしている人ばかりではなくて、世の中のためや人のため、そして自分や家族のことを大事に考えて仕事をしている人も数多くいること、そういう人たちとの出会いが今の私をつくってくれたということに感謝したいと思うばかりです。
人付き合いは難しく考えずシンプルに
フリーランスになってからというもの、出会う人の数も増え、会社員時代には出会う機会が無かった職種の方とも知り合うことが増えました。
とは言うものの、他人との付き合い方って色々と気を遣うことも多々あります。
私が気にかけていることは、自分の本心で話しを聞き、その方にありのままの私を感じていただけるように心がけています。
心を込めた言葉で会話をしていると自然といろんなことがみえてきます。そうすると自ずと付き合い方の方向性を決めることができます。中には苦い経験もありますが、よい勉強になったと割り切って、気落ちを切り変えて前を向くだけです。そんな方と縁が切れたことに感謝しても良いかも知れません。
「とにかく相手を信用する」とういことは、小学校時代のの苦い思い出から始まった私の処世術のように回想します。自分が心を開かずに構えていると、相手も自分に対して心を開きにくい。
それならば、こちらから先に心を開くことで、お互いの間にある壁を少しでも早く取り除けることができると感じました。
相手のことを悪く思ってしまうと、自分の思いにも歯止めがかかりますので、相手が自分をどう思っていようと、相手の良いところを見るようにだけしています。
そして、何をするにも自分の為に自分が決断している、と意識しています。
協力し合うことは大切ですが、慣れ合いは良くないですものね。
そう、人を信用するためには、まず自分を信頼して、自分の信念に頑固さが必要なのかもしれません。私は自分自身をかなりの頑固者だと認識しています。
また、今の時代、SNSやインターネットの発達で世界各国の誰彼とでも「友達」になることが可能です。住まいを整理収納してすっきりさせることが生活に潤いを与えるように、人付き合いにおいてもちょっとした調節も時には必要かとも思います。
疲れるお付き合いを惰性的に続けている方、気づいていても止められない方、ぜひご自身の疲れない「友達の数」でお付き合いしてみてください。
余計な気遣いがぐんと減るだけで、生活がとってもすっきりすると思いますよ。
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いくつになっても新しい出会いは嬉しくもあり、ドキドキするものです。人間だれしも傷つきたくありませんから、なかなか本心ですぐに他人と渡り合うことはせずに、相手の出方をまったりしちゃいますよね。私は信用する人に裏切られたら立ち直れなさそうです。かなり打たれ弱い自分をよく理解していますので、気持ちの切り替えがうまくできるようになりたいののですね。
5月1日公開予定の次回では、出会いや共感についてのお話しをご紹介します。
お楽しみに。
みなさんも小林さんに質問したいことがありましたら、ぜひメールやインスタグラムでのDM、メッセンジャーなどでお送りください。
聞き手と書き手:Atsuko Niwa