暮らしと空間をデザインする

空間を活かす照明器具の選び方(2)

インテリア探しやお部屋づくり、楽しくてわくわくすることですが、実際にはなかなか自分が思うように出来なかったことはありませんか?
空間デザインやインテリア製作コーディネーターとして活躍する小倉直美さんに、インテリア選びやお部屋づくりのコツなどをお聞かせいただきます。

空間を活かす照明器具の選び方(2)

リビングの照明の選び方をお話しさせていただいた前回に引き続き、今回も空間を活かす照明器具の選び方についてお伝えしていきます。
前回の記事はこちらからご覧ください。

私たちの生活の中で光、照明の役割はとても大きいものです。
今回話題にするキッチンとダイニングの照明の役割とは、どのようなものでしょうか。
キッチン:手元が照らされ食品の色がしっかりと見え、料理がしやすい。
ダイニング:家族の顔、料理がしっかりと見える。
お部屋の色目や家具の配置などによって、イメージがガラッと変わることもありますが、生活をする場として考える時には、基本的な役割を果たす照明を選ぶことが大切です。

キッチンと照明

賃貸マンションではもともとの照明器具が備え付けられていて、キッチンにも照明が設置されている場合がありますが、その場合でも電球だけを変えることができます。
手元の明るさを最優先とし、また野菜などの色がわかりやすい昼白色か温白色が良いのですが、私は温白色の照明をお勧めします。
昼白色よりも優しく自然光に近いので、ダイニングとリビングで選ばれやすい優しい色合いの照明との相性も良く調和が取れた空間になります。
また、それほど費用を掛けずに雰囲気を変えることができるテクニックの一つで、シーリングライトを設置することで雰囲気を変えることができます。
これから新しく計画する場合でも、ダウンライトや天井付けのキッチンライトという選択肢だけではありません。ダクトレールを取り付けると、スポットライトやペンダントタイプの照明などで手元と全体を両方明るくするなど、多様な使い方が可能です。

シーリングライト参考商品:lois poulsen cirque https://www.louispoulsen.com/ja-jp/catalog/professional/decorative-lighting/pendants/cirque?v=91663-5741917978-02&t=data

ダイニングと照明

ダイニングにはダウンライトだけだと、全体的にはなんとなく明るくなりますがぼやっとした空間になりがちです。
オシャレな空間にするためには、テーブルの面を照らすタイプのペンダントライトを付けて、温白色のライトにしていただくと家族の顔もしっかりと見え、料理もさらに美味しく感じることができます。
特別な日にはちょっとお皿とお皿の間に写真のようなライトを置いて見てください。ぐっと雰囲気もよく食事をするのが楽しくなりそうです。

左)ペンダントライト参考商品:SHOWROOM FINLAND PILKE28ペンダントライト http://showroomfinland.fi/product/pilke-28-pendant/  右)テーブルライト参考商品:アンビエンティックXtal Acrux
https://ambientec.co.jp/jp/products/xtal/

次回も引き続き空間ごとの照明の選び方についてご紹介させて頂きたいと思います。

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Naomi Ogura 小倉 直美

不動産デベロッパーにてマンションプロデューサーとして活躍後、住宅・商業空間のデザインを行う株式会社ジェーデザイン社を2013年に立ち上げ。

現在は家具やインテリアのデザイン製作及び輸入販売を行う株式会社イルピッコロマガジーノの代表として、多くの個人宅や商業施設などの空間デザインを担当されています。

n.ogura@piccolo-magazzino.co.jp www.piccolo-magazzino.co.jp

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